【独自】ウクライナ入りした「日本人義勇兵」の素顔 20代前半、防衛大学校を中退
「もともと目立ちたがり屋」
ロシアによる侵攻を受け、すでに複数の日本人が義勇兵としてウクライナ入りしている。政府も水面下で対応に追われているが、先ごろ「CNNトルコ」のインタビューに応じた人物の素顔が明らかになった。
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日本人義勇兵のインタビュー映像が流れたのは3月中旬。ウクライナ西部で撮られたものだった。この義勇兵の“正体”について取材を進めると、「20代前半のH氏」という一人の男性が浮上した。学生時代の関係者が明かす。
「CNNトルコのインタビュー映像を見て“Hだ!”とピンときました。もともと目立ちたがり屋なところがあったので、テレビの取材に応じるのはいかにも彼らしい。Hは自衛官を目指して防衛大学校に入学し、同大のレスリング部に所属。けれど3年生に上がる前に中退し、その後、渡仏してフランス外人部隊に入ったと聞きました」
実はH氏と思われる人物の投稿が現在もコンテンツ配信のプラットフォームnoteに残っている。そこには、2020年3月に防大退校後、外資系企業に勤めるなどし、同年7月、フランス外人部隊に志願したと記されている。
義勇兵が仮にロシア側に捕らえられた場合には、捕虜の処遇を定めたジュネーブ条約の保護対象にはならず、“シベリア送り”の可能性も示唆されている――。
3月31日発売の「週刊新潮」では、窮地のプーチンが用いかねない「化学・生物兵器」の存在、にわかに取り沙汰されるロシア国内クーデターの可能性などと併せて詳報する。