バイデン米大統領が舌禍でおびえた、プーチン大統領「ケンカの流儀」
「この男は権力の座に居座ってはならないのだ」――3月26日、ポーランドの首都ワルシャワで演説した米バイデン大統領は、千人もの聴衆の前で、そう発言した。“この男”がプーチンを指すのは明らかとしても、目下のウクライナ情勢に、“この程度”の勇ましい発言は「いかにもアメリカ人らしい」ものとして、受け流した人も多いのではないだろうか。
しかし、発言直後からホワイトハウスは大騒動。ブリンケン米国務長官は、大統領が伝えようとしたのは「戦争を仕掛けたり武力で侵略したりする権限をプーチン大統領に持たせてはならない」という意味で、決してプーチン自体の排除を狙ったものではない、と弁明。...