愛子さまの会見で見えた「欧州の王女に通じる強さ」 眞子さんとは“自覚の差”が

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教育の差

 ここで思い出されるのは、やはり昨年10月の眞子さんと小室圭さんの記者会見です。今回ともども「慶事」ではありましたが、事情は大きく異なります。眞子さんの場合はメディアに不信感を抱いており、揚げ足を取られまいと質疑を受け付けず、事前に用意した台本を読み上げるスタイルでした。二つの単純な比較はできませんが、それでも国民に注視される皇族であることの「自覚の差」は、大きく表れていたと思います。

 愛子さまは、陛下が上皇さまから受け継がれた「国民と苦楽を共にしながら務めを果たす」ことが基本であり、最も大切にすべき精神だと述べられました。そこには皇族としての自覚と品位がにじみ出ていますが、他方で眞子さんは「公」の意識が乏しく「私」を優先した。今回は、天皇家と秋篠宮家との「教育の差」もまた、あらためて浮き彫りになったと思います。

 となれば、将来の天皇となられる悠仁さまは、はたしてお世継ぎにふさわしい教育を受けることができるのだろうか。そう案じざるを得ません。こうしたことからも、世間では愛子さまへの「天皇待望論」が高まっているのだと思います。

 愛子さまはご自身の長所を「どこでも寝られること」と明かされるなど、ユーモラスな部分もうかがえました。陛下もジョークを好まれるとのことですから、愛子さまにはぜひ、お父様譲りのセンスを発揮され、海外の同世代の王女らとの交流を深めていただきたいものです。

週刊新潮 2022年3月31日号掲載

特集「『眞子さん』と格差歴然で『女性天皇』再燃 『愛子さま』威風堂々の『初会見』私はこう観た」より

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