愛子さまの会見で見えた「欧州の王女に通じる強さ」 眞子さんとは“自覚の差”が

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 3月17日に開かれた愛子さまの初めての会見。関東学院大学の君塚直隆教授(英国政治外交史)は、この会見をどのように分析したのか。

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 愛子さまは事前に記者会からの質問を手渡され、十分な準備をされていたのでしょうが、お手元のメモを読み上げるのではなく、質問者らの顔や目を見て笑顔を交えながら、ご自身の思いを伝えようと丁寧に回答なさっていました。

 このあたりは、同世代であるヨーロッパの次代以降の女王に通じるところがあると思います。例えば、現在20歳であるベルギーのエリザベート皇太子。ベルギーは1991年に憲法を改正して王女も王位を継承できるようになり、彼女は初めての王位継承権を持つプリンセスです。またオランダのカタリナ・アマリア皇太子は昨年12月に18歳になったばかりですが、父親であるウィレム・アレクサンダー国王の後を継ぎ、次のオランダ女王となる予定です。さらに、同じく18歳のノルウェーのイングリッド・アレクサンドラ王女は、次々代のノルウェー女王となることになっています。

 日本のような会見こそありませんが、彼女らはみな、これまでメディアの個別インタビューに応じ、自身の思いを堂々と国民に伝えてきました。今回の愛子さまの会見からも、一国の女王となるプリンセスたちに通じる、しっかりとした芯の強さが感じられます。

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