「ミステリと言う勿れ」 ミラクルの連続で大ヒットという幸運

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 今期ナンバーワンのドラマと評判の「ミステリと言う勿れ」(フジテレビ)が28日の最終回を前にして、さらに話題を集めている。21日の第11話「episode 2.5」では、主演の菅田将暉がほとんど登場しなかった。その代わり3話で行方をくらましていた永山瑛太が戻ってきて、新たに北村匠海が登場。未解決だったバスジャック事件が、いよいよ不気味さを増してきたのだ。14日の第10話が「Final episode」だったはずなのに、ここへ来て第3話「episode 2」の続編に逆戻り……やけに凝ったドラマはなぜできたのか、そのミステリを関係者が明かす。

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 デイリー新潮は「菅田将暉 『ミステリと言う勿れ』は代表作になる可能性 ハマるドラマ唯一の共通点」(1月24日配信)で、作品の出来の良さを報じた。その中で、今年1月スタートのこのドラマが、実は昨年春に撮影されたことに触れている。関係者は言う。

「そもそも撮影スケジュールを決める段階から、『ミスなか』の幸運は始まっていたと言っていいと思います」

《コロナ禍であったことや、菅田がメインキャストのひとりである大河『鎌倉殿の13人』(NHK)の収録と被ることを考えて、早めに撮った》という話だったが……。

「コロナ禍はともかく、大河撮影の都合までフジは考えたわけではありません。最初、フジが菅田にドラマの主演オファーをしたのは、2020年秋のことでした」

 およそ1年半前の話である。

「もっとも、決してオファーが早すぎたわけではありません。売れっ子の菅田ですから、『3年先までスケジュールが埋まっているので難しい』と断られたそうです。普通ならここで諦めるものですが、フジは引かなかった。『2カ月でも空いているところはないですか?』と尋ねたそうです」

 たった2カ月で1クールの連ドラが撮れるのだろうか。

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