悠仁さまが「学習院を選ばなかった本当の理由」と「東大推薦入試」への道
東大の推薦入試を目指している
「お茶の水は中学まで共学で高校から女子校となるので、外部受験のタイミングで“こちらへいらっしゃるのではないか”という期待感が学習院側にあったと言います。しかし、先ほどお話ししたような考えを紀子さまのみならず秋篠宮さまもお持ちである以上、中学以降、悠仁さまを学習院に通わせるという選択はほぼゼロだったと見られます」
と、先のデスク。巷間、東大を目指すのではないかと取り沙汰されているわけだが、
「ハナから“何が何でも東大へ”というお考えはなかったと思いますが、自然と東大以外の選択肢がなくなっていったことはあると思います。それこそ、“慶應へ行くならやはり幼稚舎からでしょう”といったような感じですね。現時点では東大の、しかも推薦入試を目指していると聞いています」
東大の推薦入試は2016年度に始まり、現在は学校推薦型選抜と呼ばれる。法学、経済学、文学、教育学、教養学、工学、理学、農学、薬学、そして医学と学部ごとに選考が行われ、全体で100人募集のところ今年度は92人が合格した。東大はこの選抜方式を採る理由について、「多様な学生構成を実現し、そのことによって学部教育の更なる活性化を図ることを目標としています」とし、「後期日程試験で実現できていたよりも更に多様な学生構成を実現するため」に導入されたと説明している。
1次、2次、大学入学共通テスト
審査自体は、1次選考で志望理由書と共に各学部が定める推薦要件を満たしていることを証明する資料を提出することになる。2次選考は面接で、さらにプレゼンやグループディスカッションなどが学部ごとに設定されている。これに大学入学共通テストの成績(概ね最低80%以上の得点)が加味され、合否が判断される。
「悠仁さまが実際に何に関心が高いのか、正直なところなかなか判然としません。文学、教育学、教養学、理学、農学の各学部ぐらいまでは十分に可能性があると思われますが、生物分野に興味ありというように伝わっていることを踏まえると、農学もしくは理学部あたりが第一志望なのかなと見ています」(先のデスク)
農学部と理学部の推薦要件は別物だが、大要は以下の通りだ。
・それぞれの分野に興味があり、成績上位者であること
・研究成果あるいは論文、活動実績等の資料、各種コンテストの参加者はその成績(について少なくとも1つ以上を提出)
「各種コンテスト以外にも、数学、物理、化学、生物学、地学、情報といった科学オリンピックでの成績や商品レベルのソフトウェア開発経験、科学雑誌への論文発表なども挙げられています。一方で、高校の中で『志願者が主導的な役割を果たし顕著な成果』や『英語及びその他の外国語に関する語学力を証明するもの』についてもアピールでき、多様性を標榜するだけに多角的に学生を判断したいという気持ちが窺えます」(同)
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