安達祐実、宮崎あおい…時代は「美魔女」から年齢不詳の「魔女」へ 童顔信仰が生み出すファンタジーの力

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大渋滞の「魔性の女」枠でも……宮崎あおいの余裕に見る王者の風格

 芸能界はいま「魔性の女」枠が大渋滞している。筆頭は高岡早紀さんだが、昼番組でコメンテーターに抜擢されたことが発表された。芸能人の不倫ニュースにどう答えるか、今から注目が集まっている。

 その高岡さんを追うと公言しているのが長谷川京子さんだ。私生活では夫の浮気が発覚して離婚となったが、篠原涼子さんと共に不倫に溺れる女性を演じる「金魚妻」がヒット。典型的な「美魔女」ぶりも常に注目の的である。魔性の女が「かわいそう」と思われては終わりだが、SNSで話題になれば勝ち。彼女を扱うネットニュースのコメント欄はいつも大盛況だ。

 そして長谷川さん同様にネットを沸かせる宮崎さんは、世間の反応は予想通りだったのだろう。特に今後の芸能活動については語らず、資格取得を目指して勉強中というコメントにとどめていた。CMと同じように、世間の問いにははっきり答えないことで人の心をかき乱す年齢不詳の魔女にして魔性の女の再来。どうぞファンタジーをご自由に作ってくださいと言わんばかりの余裕の微笑みは、美魔女の終焉と王者の風格を、高らかに証明しているように見えた。

冨士海ネコ

デイリー新潮編集部

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