中日・立浪監督が振り返る、現役終盤の「代打時代」 「腹が立ったけど、それも勉強」(小林信也)

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「星野仙一監督はすごい人や思いますね。高卒の新人をいきなりショートのレギュラーで起用するなんて、自分には無理です」

 キャンプから半月が経ったころ、中日ドラゴンズの監督・立浪和義が言った。

 立浪は34年前、PL学園からドラフト1位で入団。1988年の開幕戦から「2番ショート」で起用され、この年は110試合に出場を果たした。前年のショート宇野勝をセカンドに回しての起用だった。セ・リーグで開幕戦に先発出場した高卒新人野手は57年の並木輝男(阪神)、59年王貞治(巨人)以来29年ぶり3人目。...

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