パ・リーグ順位予想 4強2弱で佐々木朗希“大ブレーク”の予感【柴田勲のセブンアイズ】
待ちに待った2022年のペナントレースが幕を開ける。セ、パともに混戦は必至だが順位を予想したい。
【写真特集】プロ野球監督別リーグ優勝回数ランキングベスト10(1990年~2021年)
【2021年パシフィック・リーグ順位】
(1)オリックス (2)ロッテ (3)楽天 (4)ソフトバンク (5)日本ハム (6)西武
【2022年予想順位】
(1)オリックス (2)ロッテ (3)ソフトバンク (4)楽天 (5)西武 (6)日本ハム
しぶとさではリーグで一番
パ・リーグは「4強2弱」の展開になると予想した。セ・リーグ以上に混戦になるとは思うが最終的にはオリックス連覇と見る。
なんといっても昨季18勝を挙げて最多勝に輝いたエース・山本由伸の存在が大きい。13勝した左腕・宮城大弥も期待大だ。二枚看板は強力だ。
8勝の田嶋大樹、やはり8勝の山崎福也らが続く。昨年、リーグ2位の防御率をマークした原動力の先発陣が主役だ。救援陣は昨季29セーブの平野佳寿が中心となるだろう。野球は投手力だ。これに底上げがあればなお強力な布陣になる。
打線は昨年本塁打王に輝いた杉本裕太郎をメインに機動力を絡めて多彩な攻撃を見せてくれそうだ。昨季の首位打者・吉田正尚はオフに両足首の手術を受けたが影響はなさそうだ。昨季、優勝した自信は大きい。
追うのは2年連続で2位のロッテだ。注目はプロ3年目の佐々木朗希だが大ブレークの予感が漂う。この佐々木朗だけでなく石川歩を軸に投手陣は整備されてきた。
攻撃の軸はブランドン・レアード、レオネス・マーティンになるが、しぶとさではリーグで一番ではないか。機動力もある。さらに言えば守備力もリーグトップだと思う。昨季は最後の最後で力尽きたがいい経験になったのではないか。
3位はソフトバンクか。昨季は8年ぶりにBクラスの4位だった。軸となる選手が次々と離脱して最後までベストメンバーで戦えなかった。藤本博史新監督のもとで再建を期す。もともと戦力層は厚い。投はエース・千賀滉大、打はジュリスベル・グラシアルが主砲となろう。また一方でチームは過渡期に差し掛かっている。藤本新監督の手腕に注目だ。
[1/2ページ]