ガーシーの暴露で逆に株を上げたタレントは? 見えてきた「一流芸能人」の心得
ガーシー氏の暴露によって明かされた一流芸能人に必要な要素とは
面識がないため、ガーシー氏がリクエストを断った芸能人は他にもいる。白石麻衣さん、齋藤飛鳥さん、有村架純さんなどだ。みな、第一線をキープしている女性ばかり。指原さん含めて共通するのは、芸能界の友人が少ないことではないだろうか。齋藤さんは「唯一の友達がアンミカさん」と番組で語ったことがある。指原さんも友人のシソンヌ・長谷川さんから「タレントの友達がほとんどいない」と評されていた。華やかな社交の場とは縁遠いかもしれないが、私生活が思わぬ形で漏れるリスクは相当減るといえるだろう。
岡田さんも交友関係が派手なタイプではなさそうだ。コロナ流行前は一人で映画館や劇場に足を運ぶタイプだったという。芸能界での親友はハライチの澤部さんで、ムロツヨシさん宅では神木隆之介さんたちとゲームをしていたというインドア派である。
指原さんも岡田さんも、大手所属だからこそしっかり管理されているともいえる。ただ彼らと暴露された人たちとの差を見ると、孤独に耐えられる人こそがスターなのだなと思ってしまうのだ。今回のリストに○○軍団といわれるタレントが多いのも、寂しがり屋でチヤホヤされることに弱い人たちであるという証明ともいえるのではないだろうか。ガーシー氏はその弱みに付け込んできたわけだが、裏返せば不安や自己顕示欲を持て余し、目先の刺激や異性に溺れる危うさを突き付けている。
人柄と役柄を混同されがちな日本で、スキャンダルは致命傷になりかねない。今回も名指しされた両名の出演CMやドラマ周辺は騒がしくなっている。厳しい言い方だが、所属タレントのケアを口実にガーシー氏に付け入られていたという点で、事務所側に落ち度が全くないとは言い切れない状態だ。ならばいっそ、一つの教訓にするしかないのだろう。女性関係のみならず、一流タレントの心得まではからずも明かしてしまったガーシー氏。タレントにとっては迷惑千万だが、芸能人の格付けチェックリストとして冷静に眺めておくのが正しい鑑賞法ではないだろうか。
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