玉川徹のウクライナに関する発言を検証 「個人の感情論といわざるをえない」の指摘も

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 ロシアのウクライナ侵攻がプーチン大統領の蛮行であることは、論をまたないだけに、反プーチンの立場を鮮明にしない言動は、世界中で反感を買っている。

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 男子フィギュアスケートの元ロシア代表でトリノ五輪の金メダリスト、エフゲニー・プルシェンコ氏(39)は、国際スケート連盟などのロシア人選手排除に対して2日、「スポーツと政治を混同してはいけない」「私は大統領を信頼している」などとインスタグラムに投稿。6日にも「私はロシア人であることを誇りに思っている」「人種差別をやめろ」等々、書き込んだ。

 むろん投稿のたびに世界中から反論が殺到し、炎上しているのだが、国際部記者によれば、やむをえない事情もあるという。

「ロシアの上下両院は4日、ロシアへの制裁を支持する行為に、最長3年の禁錮刑を科す法案を可決。ロシアを生活や活動の拠点とするかぎり、正論を発信するとリスクが生じます」

 とはいえ、せめて沈黙を守ってほしいものだが。

世界的指揮者は国外全てのポストを失い…

 では、この人はどうか。ロシア出身の世界的な指揮者で、プーチンとの深い関係が指摘されてきたワレリー・ゲルギエフ氏(68)。ロシアの侵攻に距離を置くよう求められながら、反応を示さなかったため、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を解任されたばかりか、国外のすべてのポストを失った。

「ソチ五輪開閉会式でも指揮したゲルギエフは、プーチンの国威発揚の一角、芸術大国ロシアの顔。自分の飛躍を支えたプーチンを批判したりすれば、どんな粛清が待っているかわからず、態度を表明できないのでしょう」(ある音楽評論家)

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