【相棒】特命係から去る「冠城亘」は恋多き男…全138話を振り返る名場面集

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 本日放送される「相棒」(テレビ朝日系)season20、第20話(以下、S20-20と表記)の最終回スペシャルで、ついに反町隆史演じる4代目相棒・冠城亘が特命係から去る。2015年秋にはじまったS14-1での初登場以来、通算7シーズン、全138話に出演。歴代の相棒最長記録だ。改めて冠城亘のキャラクターや経歴、右京との関係性を検証してみたい。

 冠城は当初、刑事ではなく人事交流で警視庁に出向していた法務省キャリアだった。その最中に発生した刑務所内での殺人事件で特命係の杉下右京(水谷豊)と出会った。右京の人柄に興味を持ち、事件解決後、法務省復帰の打診を断り、警視庁に留まる決意をする。S14-最終話で法務省を退官し、元上司で法務事務次官の日下部彌彦(榎木孝明)の紹介で警察学校へ。卒業後はノンキャリアとして警察庁に入庁し、本庁勤務となるが、警察上層部の意向により、社美彌子(仲間由紀恵)が課長を務める総務部広報課に配属となっていた。その後、紆余曲折のすえ、念願の特命係に配属された(S15-1)。以後、右京の相棒として数々の難事件を解決。法務省の元官僚ならではのコネや知識をフル活用して活躍する場面も多々あった、実は歴代の相棒史上初めて“自ら特命係に行きたい!”という意思表示をしたのが彼だった。

 プロフィールの詳細はS15-10で出てきた警視庁の内部資料で明らかにされている。生年月日は75年2月9日生まれ。本籍地は東京都、住所は港区北麻布で血液型はAB型。警視庁入庁は16年6月、階級は巡査。入庁前の経歴は97年3月に早慶大学法学部法律学科を卒業、翌4月に法務省に入省し、矯正局総務課に配属された。15年4月に“警視庁警務部付”として警視庁に出向する前は、11年4月から4年間、法務省刑事局総務課企画調査室室長を務めている。法務省時代には刑期を終えて出所した受刑者の円滑な社会復帰をうながす“協力雇用主制度”の策定に携わっていた(S15-12)。

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