「ガーシーch」の微妙なサジ加減 城田優が標的になったそれなりの理由

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 相変わらず「東谷義和のガーシーch【芸能界の裏側】」が話題をさらっている。今年2月に登録されたばかりのYouTubeチャンネルだが、ほとんどの視聴回数が200万回超えである。これまで東谷氏の立て板に水の口調でやり玉に挙がったのは、城田優、綾野剛、佐藤健、ロンドンブーツ1号2号の田村淳などなど。恐いものなしのようだが、実は攻撃する相手を選んでいる。

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 東谷氏はTwitterで、こう息巻いている。

《27年間ただただ無償で様々なタレントにアテンド、アフターフォローをやってきた。いまその全てから手の平をかえされ、全てを失った。手の平を返された者共に。お前らの全てをここにさらけ出したるわー 死なばもろとも。覚悟しとけよ 文句あるならDMしてこい》

 なぜ《手の平を返され、全てを失った》とかいえば、自身の詐欺行為を人気ユーチューバーに暴露されてしまったからだ。東谷氏は芸能界で顔が広く、「ネタは山盛りあります」とまで言うだけに、次は我が身と恐れる人も多そうだ。民放プロデューサーに聞いた。

「彼の動画を見た第一印象は、もはや恐いものなし。自ら《死なばもろとも》と書き込んでいるように、捨て身で誰彼かまわず、といったように見えます。しかし、ああ見えてかなり敵を絞っている。つまり、反撃ができない小さな事務所や、戦い慣れてないところばかりを狙っているんです。城田優がいい例ですよ」

大手事務所には有能弁護士

 デイリー新潮は「ガーシーの暴露YouTubeで俳優たちに実害が 城田優の前事務所は『納得のゆく釈明を行うべき』」(3月16日配信)で、反社会勢力との関係や賭博行為などを暴露された城田についてワタナベエンターテインメントにも取材した。すると“事実無根なら釈明すべき”という回答だった。

「完全に見放したコメントには驚きました。ナベプロは業界最大手の事務所ですが、城田は一昨年に独立していますからね。老舗の事務所というのは辞めた人間には冷たいところがある。かつては森進一や小柳ルミ子すら、長期間、テレビに出られない時期があったほどです。つまり城田は、独立して丸腰になったので狙われたのでしょう。もちろん彼にも脇の甘さはあったのでしょうけど」

 今のところ城田は、一切口を開いていない。

「ナベプロとしては、所属する志尊淳や山田裕貴が俎上に上がりかけていますから、そちらを守るのに必死かもしれません。一般的に大手の芸能事務所は、法務部門もしっかりしています。お抱えの有能弁護士もいますから、何かあれば裁判をチラつかせる内容証明が送られてきます。東谷氏が対応できるとは考えにくい。そして、業界には強面で名高い事務所もありますが、そちらには未だ攻撃はしていないようです。つまり東谷氏は、相手を見極めた上で仕掛けていると見ますね」

 ロンブーの田村淳の対応は見事だったという。

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