創部12年で甲子園初勝利!“公立の星”和歌山東が見せた「驚愕のスクランブル継投」
春夏通じて初めての出場
雨天順延により、予定より1日遅れとなる3月19日に開幕した選抜高校野球。出場32校が全て登場するまでの期間、目に付いた選手、プレーについて独自の視点から掘り下げて、現地からレポートしていきたい。【西尾典文/野球ライター】
大会第1日でまず強く印象に残ったのが、第2試合に登場した和歌山東(和歌山)の戦いぶりだ。同校は強豪の多い県内でもコンスタントに成績を残しており、昨年中継ぎとしてブレイクした津森宥紀(ソフトバンク)の出身校としても知られるが、甲子園は今大会が春夏通じて初めての出場である。...