金欠の立民、参院選準備が進まず… 蓮舫、枝野前代表ら大物議員にも影響
ロシアによるウクライナ侵攻に世間の耳目が集まる中、日に日に薄まっていく存在感に危機感を募らせるのは立憲民主党のお歴々。
同党の関係者は、
「こういうときに具体的な国防論に踏み込めないのが、左派系議員を多く抱える立民の弱点でしょう。泉健太代表らは“ウクライナ募金のキャンペーンをやろう”と呑気に構えていますが、それが党本部のやることかと頭が痛くなる」
関係者が頭を抱えるのももっともで、参院選が近づいても、立民の選挙準備は遅々として進まない。
「選挙区が広い参院選では、衆院の選挙区総支部長が各地区で参院選候補の支援を行うのが通例。そのため、かつては衆院選の落選候補者にも総支部長として月50万円を渡し、参院選へ向けた票の掘り起こしをしてもらっていたんです」
ところが、資金難に喘ぐ目下の立民は、浪人の食い扶持にまで手が回らず、
「現状、総支部長を内定させた衆院小選挙区は、現職議員の97名を合わせても140弱。289ある小選挙区の半分にも届きません」
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