星野仙一、原辰徳、ラミレス…奇策敗れたり!あまりに痛すぎる“大失敗采配”

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 奇策はズバリ決まれば“マジック”と持てはやされるが、失敗するとその分ダメージも大きくなる諸刃の剣のようなものだ。過去のプロ野球の試合の中から、一か八かの場面で奇策を打ち、裏目に出てしまった痛恨の采配を振り返ってみたい。【久保田龍雄/ライター】

 最初に登場するのは、奇策とは縁遠いイメージの強い“闘将”星野仙一監督だ。

 ふだんは手堅い采配を用いる星野監督が、まさかの奇策を披露したのは、中日監督時代の1997年8月16日。相手はよりによって、奇策を得意とする野村克也監督が率いるヤクルトだった。...

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