R-1グランプリは番組存続の危機 プロが指摘した“多すぎる問題点”

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放送時間の疑問

 以下の比較を見てもらうとあきらかだが、R-1側の優勝者は、「人気お笑いコンビの片方」が占める割合が多い。

 これは、ここ数年になって急に出てきた傾向だ。お笑いファンからは「ピン芸人のトップを決める大会で、コンビの片方を優勝にするのはおかしいのではないか」という異論があったことは附記しておくべきだろう。

 一方のM-1は、当時の視聴者にとっては文字通りの“新人”をスターにしてきた実績がある。

 では、R-1とM-1を比較してみよう。


2017年M-1:とろサーモン【15・4%|24・0%】
2018年R-1:濱田祐太郎【8・3%|11・2%】


2018年M-1:霜降り明星【17・8%|28・2%】
2019年R-1:霜降り明星・粗品【9・3%|15・3%】


2019年M-1:ミルクボーイ【17・2%|26・7%】
2020年R-1:マヂカルラブリー・野田クリスタル【7・1%|10・3%】


2020年M-1:マヂカルラブリー【19・8%|29・6%】
2021年R-1:ゆりやんレトリィバァ【6・6%|10・6%】


2021年M-1:錦鯉【18・5%|28・8%】
2022年R-1:お見送り芸人しんいち【6・3%|10・2%】

「R-1の視聴率が低迷した理由の筆頭は、午後8時スタートにしたことでしょう。M-1は基本的に18時半にスタートします。さすがに同じにするのは無理でも、午後7時スタートにすべきだったと思います。実際、R-1も第4回の2006年からは基本的に午後7時スタートでした。今年は午後7時から『ジャンクSPORTS』を放送しています。色々な考えがあるでしょうが、日曜の午後8時は人気番組ばかりの厳しい時間帯だったことは言うまでもありません」(同・プロデューサー)

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