「歴史」をねじ曲げるプーチンの危険すぎる思想――ウクライナを“ナチス”と呼びつける理由

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 プーチン露大統領が「ロシア人保護」を名目にウクライナに侵攻したことは、世界中の人びとに激しい衝撃を与えたが、その「ロシア人保護」の文脈の延長でしばしば出てくる「ウクライナはナチス」という言説。駐日ロシア大使館も2月28日付のTwitterで、「日本は100年も経たぬ間に二度もナチス政権を支持する挙に出ました。かつてはヒトラー政権を、そして今回はウクライナ政権を支持したのです」と発言した。

 ウクライナをナチスになぞらえることについては、しばしばウクライナの反ロシア国境警備組織「アゾフ大隊」(2014年のクリミア危機に際して創設)が、ハーケンクロイツを掲げたことに起因すると指摘されるが、果たしてそれだけだろうか……。...

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