米国進出のウーマン「村本大輔」の前途 “プーチン漫才”に中田カウスが本音をポロリ

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プーチン批判の漫才

 そうした中、村本は2022年3月末でアメリカに渡り、エンターテイナーを目指すと宣言。渡米前コンビとして最後の舞台となる3月6日の単独ライブの前日には、「ルミネtheよしもと」の舞台にニューヨーク、見取り図ら人気芸人らと共に出演した。

 この日の漫才を見た人は、

「村本さんの故郷の福井県の原発の話から、福島の汚染水の問題や米軍基地の話など、政治にまつわる漫才でした。オチはウクライナ侵攻に絡めたプーチン批判で、村本さんが早口で喋りまくるのは迫力があってすごかったですが、正直、どこまで笑っていいのか複雑な気持ちになりました」

 時事ネタを取り入れた漫才ということだろうが、困惑した客も多かったという。

「漫才のあとのトークコーナーで、中田カウスさんが『ウクライナのことはネタにしたらあかん。今、苦しんでいる人がいることやから、笑われへん』とぽろっと言っていました。ウーマンの漫才を指して言ったのではないでしょうが、印象的でしたね」(同)

渡辺直美、ゆりやんとの違い

 村本だけでなく、今や芸人の海外進出は珍しくない。

「渡辺直美はテレビのレギュラー番組を全て降板し、2021年4月からアメリカを拠点に活動を始めました。ゆりやんレトリィバアも2021年の『R-1グランプリ』優勝後、アメリカ進出の目標を明かしています。彼女らの共通点は、日本国内で実力が認められていただけでなく、好感度も高い芸人ということ。さらに、言葉の壁を越えてウケやすいインパクトのあるキャラクターが武器です。実際、ゆりやんは既にアメリカでも爪痕を残していて、2019年にオーディション番組『アメリカズ・ゴット・タレント』に出演して現地でも話題になりました」(先の芸能ライター)

 一方、村本が目指すのは、スタンダップコメディ。アメリカで見た社会風刺や皮肉を織り交ぜたネタに感銘を受けたそうだ。

「スタンダップコメディは話術の芸。現地の人にウケるには、ネタがどうこうの前に、相当英語力がないと通用しないでしょう」(同)

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