ウクライナ危機で「電気ガス代」「食料品」はどこまで高騰? 半年後に影響か

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 ロシアによるウクライナ侵攻は、ガソリン代の高騰などの形で我々の暮らしにも大きな打撃を与えようとしている。今後、具体的には何が、どこまで高くなるのか。

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 欧州の戦火は決して「対岸の火事」ではなく、我々の暮らしにも直結する一大事である。例えば、電気・ガスから物流まで、あらゆる方面に影響を及ぼす原油。軍事衝突前から1バレル90ドル台に価格が跳ね上がっていたところ、さらなる上昇を招いてしまった。

「ロシアに対して西側諸国が『SWIFTからの除外』という制裁を発表したことが大きいでしょう」

 とは、ニッセイ基礎研究所の上席エコノミスト・上野剛志氏。SWIFTとは国際的な資金決済において、銀行間のデータのやり取りに用いられるシステムで、ここから除外されると、輸出入における代金の受け渡しが困難になる。

「ロシアは言わずと知れたエネルギー大国。その輸出も難しくなり、価格がさらに上昇するおそれがあります。すでに北海ブレントは一時1バレル105ドル台をつけ、また日本に直接関係するドバイ原油も一時99.6ドルまで上がっています」

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