銅像も辞退の盗塁王・福本豊が語る真相 「死んだ後に語り草にでもなれば本望」
齢を重ねるほど人間は地位や名誉に恋々とするというが、さすがは名球会にその名が刻まれた“世界の盗塁王”は粋である。この度、ゆかりの関西に銅像が建てられる動きがあったが、これを拒否。ご本人に直接、真相を尋ねてみると……。
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「そんなんもらったら、立ちションベンもできんようになるがな。国民の手本にはならへん。無理や」
1983年、時の中曽根康弘総理から国民栄誉賞の授与を打診された福本豊(74)は、こう話して辞退したという。...