フジテレビ 「水10」ドラマ復活で日テレと対決 バラエティよりはるかに制作費はかかるのにナゼ
ドラマで復活したフジ
「長年ドラマを放送してきましたから、水曜夜10時は日テレのドラマ枠ということで世間には浸透していると思います。フジにとってこの枠は、元々、『夜のヒットスタジオSUPER』や『タモリのSuperボキャブラ天国』などのバラエティ枠でした。毎年12月に放送される『FNS歌謡祭』は今でも水曜夜ですしね。その枠にあえて再び、フジが勝負をかけてくるのは、勝算あってのことだと思います」
どういうことだろう。
「現在、日テレは高畑主演の『ムチャブリ! わたしが社長になるなんて』を放送中ですが、いまひとつ数字が取れていません。この作品ばかりではなくここ1~2年は、水曜ドラマ枠はヒット作に恵まれていない。フジとしては、ここに面白いドラマを当てれば、見てくれる可能性が高いと踏んでいるのだと思います」
そう上手くいくのだろうか。
「フジは月9をはじめ、ドラマでヒット作が生まれ始めています。そうすると、人気俳優を抱える所属事務所との信頼関係も生まれ、キャスティングも組みやすくなる。フジが今、元気になるつつあるのは、間違いなくドラマのヒットによるものです。そこでドラマ枠を週4本に増やすことで、さらに勢いを増したいと考えているのでしょう」
ドラマ制作はバラエティ制作よりもお金がかかると聞く。
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