フジテレビ 「水10」ドラマ復活で日テレと対決 バラエティよりはるかに制作費はかかるのにナゼ
フジテレビの“水10ドラマ”枠が6年ぶりに帰ってくる。「ショムニ(第1シリーズ)」(98年、主演・江角マキコ)や「リーガルハイ(第2シリーズ)」(13年、堺雅人)などを生んだ枠だが、16年4月からはバラエティ枠となり、現在は「突然ですが占ってもいいですか?」を放送中だ。このご時世に制作費のかかるドラマ枠をなぜ増やすのか。
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4月に水曜夜10時枠でスタートする「ナンバMG5」は、同名マンガの原作で、《“脱ヤンキー”を決意するものの、次々と事件に巻き込まれてしまう生粋のヤンキー》を描く。主演は間宮祥太朗で、演出は「踊る大捜査線」(97年、織田裕二)の本広克行だ。
本広はこう語っている。
《久しぶりの連続ドラマ、久しぶりのフジテレビジョン、久しぶりのコメディー作品、【踊る大捜査線】の連続ドラマから25年ぶりに古巣のフジテレビでコメディードラマを作れるなんて、楽しみしかないです!!》(フジテレビ公式ページより)
なんだか、元気な頃のフジテレビが帰ってくるよう。だが、同じ水曜夜10時には日本テレビの“水曜ドラマ”枠がある。こちらは85年からずーっとドラマを放送し続けている伝統の枠だ。
「恋も2度目なら」(95年、明石家さんま)や「星の金貨」(95年、酒井法子)、「ごくせん」(02年、仲間由紀恵)、「ハケンの品格」(07年、篠原涼子)、「家政婦のミタ」(11年、松嶋菜々子)、「過保護のカホコ」(17年、高畑光希)といったヒット作がある。ドラマ関係者はどう思っているのか、聞いてみた。
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