竹内涼真 「君と世界が終わる日に」特別版で分かったイメージ問題

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 2月25日、「金曜ロードショー」(日本テレビ系列・金・21時00分)は、「君と世界が終わる日に 特別編」を放送した。その視聴率に業界の注目が集まっているという。

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「君と世界が終わる日に」は日本テレビとHuluが共同制作した連続ドラマだ。竹内涼真(28)が主演を務め、地上波では2021年1月から3月までシーズン1が放送された。

 日曜の午後10時半スタートという放送帯にもかかわらず、人間がゾンビと戦うという異例の内容に注目が集まった。担当記者が言う。

「共演は女性ファンが多い中条あやみさん(25)で、脇を飯豊まりえさん(24)と芳根京子さん(25)が固めるという豪華なキャスティングも話題になりました。そして何より、当時は主演の竹内さんの人気が高く、放送前から様々なメディアがドラマについての記事を配信していました」

 ところが蓋を開けてみると、視聴率は8~7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、世帯。以下同)に終わった。決して失敗作ではないが、微妙な数字だ。

「それが今回の金曜ロードショーでは、5・5%と大失速してしまったのです。この日の日テレは、朝から様々な番組に竹内さんを出演させて番宣に務めていました。にもかかわらずこの数字ですから、大惨敗に終わったと言えるでしょう。テレビ業界では『竹内さんの主演ドラマで、こんなに視聴率が低いのか』と衝撃が走りました」(同・記者)

「テセウスの船」は成功

 竹内は4歳の頃からサッカーを始め、ヴェルディサッカースクール相模原から東京ヴェルディユースへ進んだ。

 サッカーのスポーツ推薦で大学へ進学するも、ケガで断念。2013年、知人の勧めで応募した女性ファッション誌の男性モデルコンテストでグランプリを獲得し、ホリプロ所属となった。

 その後、14年に主演した「仮面ライダードライブ」(テレビ朝日系列)で注目を集め、15年には日曜劇場「下町ロケット」(TBS系列)で人工心臓弁開発チームのリーダー役に抜擢され、スターダムに躍り出る。

 17年には朝ドラ「ひよっこ」(NHK)、「過保護のカホコ」(日テレ系列)、再び日曜劇場の「陸王」(TBS系列)と、1年間で話題のドラマ3本に出演を果たした。

 更に映画「帝一の國」[永井聡監督(51)・東宝]では菅田将暉(29)と共演し、日本アカデミー賞で新人俳優賞を受賞した。

 そして20年、竹内は「テセウスの船」(TBS系列)で、日曜劇場の初主演を務めた。平均視聴率は13・4%。TBSにとっても満足のいく数字だっただろう。

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