悠仁さまが進学される「筑附高」 卒業生の元CoCo「はねだえりか」が母校を語る

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4年かかって高校を卒業

はねだ:高2の時に数学の単位が1つだけ足りなくて、進級できなかったんです。当時、「単位を取れたことにしてあげるから他の高校に移ってはどうか」と学校から言われたそうです。でも、せっかく珍しい高校に通っているのだから卒業したほうがいいという事務所側の意向もあり、1年留年することになりました。

――筑附で留年とは珍しいのでは。

はねだ:いないのではないでしょうか。聞いたことがありません。2年目の高2では、最初のうちは以前の同級生が教室に会いに来てくれていました。一つ下の同級生は、たぶんですが、芸能活動もしている私にどう接していいかわからない部分もあったのではないでしょうか。昼食の時間は1人で図書館に行って、ご飯も食べずに勉強していました。それじゃないと追いつかないなと思って。

――苦労も多かったようだ。

はねだ:私も芸能界に入って「国立なんだよね!」と言われようになり、初めて特別な学校に行っているんだなと考えるようになりました。芸能活動を始めて、ようやく筑附の本当の厳しさを身をもって感じたのかもしれません。4年かかって卒業できました。

――筑附を卒業したものの、進学先は決まっていなかった。

創立以来の高卒

はねだ:校名こそ筑波大附属高校ですが、筑波大に無試験で進学できるわけではありません。同級生の中には浪人する子もいましたが、みんな海外留学も含めて大学へ進学しました。大学に行かなかったのは私だけで、「創立以来」という声もあったそうです。

――大学受験はしなかったのか。

はねだ:大学受験はしました。学校からも「一芸入試の大学に推薦してあげるよ」と言われてはいたのですが、行きたい大学は違うところでしたので受験に挑戦しました。でも仕事がありましたからね。試験の前日からお休みをいただいても、勉強が……どんなに夜中まで頑張っても間に合わないですよね。第2次募集まで幅を広げて受験したんですが、駄目でした。面接試験のある大学では、面接官に「芸能界で頑張ればいいじゃないですか」と言われたこともありました。

――進学を諦め、芸能活動を続けていくことになったが、後悔はないだろうか。

はねだ:母も知人から「あんな学校に行っていたのに、どうして?」と言われたことがあったそうです。私も大学にも行きたかったし、高校の時には海外留学も考えていましたが、その矢先に芸能活動が始まりました。後悔はないとは言えませんが、その代わりに経験できたことがとても多いんです。やり直したいとは思っていません。

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