悠仁さまが進学される「筑附高」 卒業生の元CoCo「はねだえりか」が母校を語る

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抽選が2回

――1学年は男子64名、女子64名、計128名の募集に対し、4000人近くの志願者がいるという。そのため、1次選考は抽選、2次選考で試験が行われ、さらに3次選考で抽選の上、入学が決まるという。

はねだ:子供心が傷つくような抽選というのはどうなのかな、と考えたこともありますけど……。私の場合は、1次の抽選には母が行きました。2次の試験にたまたま受かると、母も「ここまで来たらどうしても入学させたい」と思ったのでしょう。自分にくじ運はないから、ご近所に本当にくじ運がいいお友達がいて、その方に頼んで抽選に行ってもらったそうです。それで入学できたんですよ。

――2次選考の試験はどんな内容なのだろう。

はねだ:私は普通に幼稚園へ通っていただけで、受験のためにあまり勉強したという記憶がないのですが、今は大変なようですね。実は息子にも経験のために附属小を受験させました。1次の抽選は運よく通りました。抽選に受かるとスタンプをポンと押してもらえます。「もうひとつ、スタンプ押してもらおうか!」と、そこから筑波の受験勉強を始めました。附属小には“クマ歩き”という定番試験があります。四つん這いになって熊のように歩くのですが、手足の角度や形、目線、走るタイムなどなどが試験されます。そのための体操教室まであるんですよ。当然、1年以上前からお受験の勉強をしているお子さんたちに敵うわけもなく、息子は入学には至りませんでしたが、今は無事に合格をいただいた本命校で伸び伸びと学んでいます。

自由で厳しい校風

――筑附小はどの様な学校なのだろう。

はねだ:子供自身を育ててくれる学校だと思います。子供らしく体を動かす運動に着目しているので、運動を大切にしながら勉強も大切にしていく。自由度のある学校だと思います。

――国立の小学校と聞けば、堅苦しいイメージだが、

はねだ:自由度があるので一見緩くも感じますが、そこに甘んじているとグッと締められることもあります。例えば、私は男の先生に殴られたことがあります。平手でバーンと。たしかお掃除当番で、先生に言われていることをちゃんとやってなかったと思うんです。中学の時には、忘れ物をして廊下で正座させられたこともありましたね。やるべきことはしっかりとやるという点では厳しかったと思います。あれはあれでよかったとは思うのですが、今では考えられないことですよね。

――昭和の話である。その辺りは国立といえども公立小学校と変わらなかったようだ。変わっているところと言えば……。

はねだ:頭のよい子はいっぱいいました。東大や4大に行って医者や弁護士になっちゃうような。それと小学校は各学年に4クラスあるのですが、「1組」ではなく「1部」と呼びます。「2部1年」とか「3部2年」と言います。中学からは普通に「1年2組」と呼ぶようになります。それと、女子でも黒いランドセルを背負って通学していました。別の小学校の子に「女の子なのに黒いランドセル」なんて言われていましたね。

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