吉沢亮、舞台は異例の人気 それでもゴールデン“連ドラ”出演はまだ先のワケ

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 毎日新聞(電子版)は2月5日、「吉沢亮が舞台『マーキュリー・ファー』で見せる荒々しく繊細な愛」の記事を配信した。

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 舞台「マーキュリー・ファー」は、1月28日から2月16日まで、東京の世田谷パブリックシアターで上映された。

 3月には神戸市、愛知県刈谷市、福岡市などでも公演が行われる予定だ。主演は吉沢亮(28)、共演は北村匠海(24)。

 イギリスの劇作家フィリップ・リドリー(57)が2005年に書き下ろし、日本では2015年に白井晃(64)の演出によりシアタートラム(東京・世田谷区)で初めて上演された作品だ。

 公式サイトの「ストーリー」によると、

《ボロボロの部屋に兄弟がやって来る。パーティの準備にかかるが、そこに1人の男が突然顔を出し、「バタフライ」が欲しいので手伝うと言う。しばらくするとローラと呼ばれる美しい人物が現れる。そしてもう1人、このパーティの首謀者らしき男と謎の婦人がやって来る》

──と、難解そうな内容になっている。

 ただ、2015年の初演で評価が高かったこともあり、公式サイトはこう解説する。

《過激な表現、より挑発的なセリフが次々と繰り出される作風で、極限状態に置かれた人間の残酷さが描かれています。暴力と略奪がはびこる荒れ果てた世界であぶりだされる人間の本質を世の中に鋭く突きつける》

「軽くパニック」

 吉沢も2015年の初演を見たという。主役を演じることになり、次のようにコメントしている。

《6年前にマーキュリー・ファーを見た時の衝撃、圧倒的興奮と疲労感は、今でも特別なものとして残ってます。それからずっとマネージャーさんに、マーキュリー・ファーのような舞台をやりたい!と言い続けていたら、まさかのご本人登場で軽くパニックです》

「パニック」は本音でもあるが、やはり謙遜と解釈すべきだろう。担当記者が言う。

「吉沢さんの誕生日は2月1日なのですが、この日のチケット希望者は1万人に達しました。NHKの大河ドラマ『青天を衝け』を終えてから、この舞台を選んだ理由については、『自分を追い込むため』と公言していた通り、気合いに満ちていました。批評も好意的で、吉沢さんの努力が報われたと言っていいでしょう」

 初演の主役は高橋一生(41)。吉沢は「比較されるのでプレッシャーはあった」と率直に明かしている。

 今までに見たことがない吉沢亮が見られると評判になった。誕生日の2月1日は、共演者とスタッフが吉沢に誕生日プレゼントを贈ったそうだ。

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