ウクライナ義勇兵に「元自衛官50人応募」のなぜ…自衛隊OBは「彼らの心情は二つに分かれる」
政府は反対
「『銃を持って戦いたい』というモチベーションで自衛隊に入る人もいる。けれど、実際に経験できるのは訓練だけ。そういう不満を持った一部の人たちが、『実戦を経験したい』と数年で除隊してフランス外人部隊などを目指すのです。除隊後の生活が満たされない中で、この募集をチャンスと捉えて志願した人もいるのでは。もちろん、そういう気持ちでの志願には賛成できません。自衛隊員の多くは、基本的には戦争なんて望んでいません」
今回の動きに日本政府は困り顔だ。林芳正外相は1日の記者会見で、「ウクライナ全土に退避勧告を発しており、目的のいかんを問わず同国への渡航をやめていただきたい」と発言。一方、2日に開かれた自民党の外交部会では「出たい人がいれば出すべきだ」という意見も出たという。
果たして、日本人義勇兵は実現するのか。そんな事態になる前に、一刻も早く戦争が終わることを願うばかりである。