「プーチン失脚のシナリオを考えなければならない…」外務省幹部が語るウクライナ侵攻の落としどころ
「プーチンが失脚するシナリオを考えなければならない」
ある日本政府高官は、ロシアのプーチン大統領を失脚まで追い込む決意を示しました。北方領土問題を抱えて、これまでプーチン大統領との関係維持に腐心してきた日本政府ですが、核兵器の使用をちらつかせ、世界の秩序を崩壊させようとする独裁者を許さない方向に大きく舵を切りました。日本政府は現状をどう把握し、何をしようとしているのか。裏側を取材しました。【青山 和弘/政治ジャーナリスト】
ロシア情報筋は当初、侵攻が始まれば「ウクライナのゼレンスキー政権は、アフガニスタンのガニ政権のようにすぐに崩壊するだろう」と楽観的な見立てを語っていました。...