富川悠太アナがテレ朝退社 フリーでゴールデンの番組に出演したらギャラはいくらか
“脱テレビ”で成功
男性の局アナがフリーに転身して人気を獲得するためには、「人脈と愛嬌、そして洒脱なトーク」が必要だという。
「テレビ番組のMCと言えば、松本人志さん(58)、有吉弘行さん(47)、くりぃむしちゅーの上田晋也さん(51)と有田哲平さん(51)、ネプチューンの名倉潤さん(53)、原田泰造さん(51)、堀内健さん(52)といった錚々たるメンバーがしのぎを削っています。あれほど局アナとして人気があった桝太一さん(40)でも、フリーアナとして喋る仕事は続けるとはいえ、同志社大学の研究機関に勤務することになりました」(同・プロデューサー)
これまでフリーアナの成功例は、羽鳥慎一アナ(50)のように冠番組を持つことだった。ところが近年、テレビ以外の仕事にも挑戦して成果を上げているフリーアナが現れ始めている。
「テレビ東京を2009年に退社した赤平大アナ(43)は、顔出しこそ少ないですが、スポーツ実況とナレーションで引く手あまたの売れっ子です。山奥のロードレースでもゴルフでも、頼むと嫌がらずに引き受けてくれて、しかも実況の腕は抜群です。もう1人は2018年に朝日放送(ABC)を退社した平岩康佑アナ(34)です。eスポーツの実況アナに特化したことで、こちらも成功を収めました」(同・プロデューサー)
勘違いするアナ
プロデューサー氏は、“勘違い”してしまったアナウンサーを間近で見たこともあるという。
「局アナを受験する大学生は、志望動機として『報道に携わりたい』、『感動を伝えたい』などと言います。しかし本音は、『人気者になりたい』なのです。運良く人気番組に出演できたり、レギュラー番組に恵まれたりすると、アナウンサーは特殊な高揚感に包まれます。ただし、それを自分の実力だと錯覚し、天狗になってしまうと、大変な結果が待っています」
テレビ局が、なぜ局アナを使うのか。本音は「ギャラがタダ」、「芸能人と違ってスケジュールが調整しやすい」からだという。
「たとえ月曜から金曜までの帯番組に出演し、局の顔のような立場になったとしても、謙虚な受け止めが何よりも大切です。夕方のニュースや人気番組に出ていた男性アナが自分を見失い、上層部と無用な衝突を繰り返し、結局は退社した一部始終を見ました。その後の音信は全く聞きません。羽鳥さんのような成功者はほんの一握りで、フリーになって苦しんでいるアナウンサーも少なくないのです」(同・プロデューサー)
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