【独自】青森山田高サッカー部で「飲酒問題」隠蔽か 監督は「親や友達に言うな」
寮の冷蔵庫にビール、チューハイが
今年1月、第100回全国高校サッカー選手権を制した青森山田高校。「歴代最強」とも賞賛されたサッカー部内で、「飲酒問題」が起きていた。対処に当たった監督の言動に、部員たちの間では不信感が広がっている。
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「この件について、僕たちは本当に怒っているんです。学校が隠蔽したと言われても仕方ありませんから……」
そう言葉を振り絞るのは、青森山田高校のサッカー部員である。発端は昨年2月のこと。200人を超える部員の多くが生活を送る寮のひとつで、冷蔵庫にビールやチューハイなどが入っているのを当時の2年生が発見。さらに“捜索”を進めると、他の寮でも冷蔵庫から酒が出てきたという。
その週末、校舎内のホールにて、“飲酒していた”と目される者を除いた部員たちが集められた。説明に立ったのは、監督を務める黒田剛氏(51)である。黒田監督は1995年に監督に就任し、当初は決して強豪とはいえなかったサッカー部を25年以上にわたる指導で全国区へ押し上げ、いまや“名将”と評されるまでになった人物である。
「監督は彼らが酒を飲んだとは言わずに、“酒を飲もうとしていたことが分かった”と説明しました。それだけでも卑怯ですが、その上で、“これは青森山田内の問題だ。部内だけで収めろ”“親や友達に言うな。SNSにもあげず、入学する新入生にも言うな”と口止めをしたのです」(別のサッカー部員)
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