オリックス、悲願の日本一へ…“勝負の17年目”T-岡田が見せた「進化の証」
「今年はもっと厳しい戦いになる」
「去年は、マークされていなかったですからね。今年はもっと厳しい戦いになるんじゃないですかね?」
2年連続最下位からの躍進となった昨季は、その下馬評も決して高くなかった。最下位に終わった西武、4位に終わったソフトバンクという、優勝の本命に目されていたチームが、最後まで調子が上がらなかったことも追い風になったのは確かだ。
両球団ともに、昨年のような低迷が再び続くとは考えづらい。さらに、昨季終盤まで優勝を争ったロッテと楽天、BIG BOSSこと、新庄剛志・新監督率いる日本ハムの勢いだって、無視はできない。まさしく混戦必至の2022年だ。
「また目標、できましたからね」
26年ぶりのリーグ連覇、そして今度こそ日本一へ―。最後の最後で逃した、まだ見ぬ頂点。何としても、そこに立ちたい。
変化の理由も、覚悟の思いも十分に聞けた充実の“立ち話”だった。
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