なぜJR駅から時計が撤去される? 維持費は年間4億円…専門家が解説
〈鎌倉の方に行く横須賀線は十三番ホームから出る。電気時計は十八時前をさしていた〉
松本清張の『点と線』にあるように、鉄道駅構内で仰ぎ見るあの時計、正式には電気時計と呼ぶそうだ。これがJR東日本の駅から撤去されつつあるという。
撤去は「乗客数1日1万人未満の駅」「老朽化が進んでいる時計」「更新時期が近い時計」のいずれかに該当した場合で、昨年11月から作業が始まった。JR東管内1626駅のうち約500駅が対象となり、アナログかデジタルかは問わない。...