スザンヌが語る「主婦高校生」の秘訣 母校の卒業に挑戦…「朝4時に起きて勉強」をこなすコツとは

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朝4時に起床して勉強

 そうやって再入学してから約2年、おかげさまで無事、来月卒業できそうです。どうにか続けてこられたポイントを自分なりに思い返してみると――。

 まずは朝型の生活に変えたことですかね。再入学したての頃は、息子を寝かしつけた後、夜に勉強していました。でも、眠いからあまり頭に入ってこなくて……。それに、夜だと朝まで時間があるから、何時まで勉強するかは自分で決められる分、逆にダラダラしてしまう。

 というわけで、一念発起して朝型の生活に切り替えることに。テストやレポートがあって忙しい時は、朝4時に起きています。

 具体的には4時起床後、後片付けなんかが何も残っていなければ、顔を洗って歯を磨いた後に、コーヒーを入れて4時10分には勉強を始めます。

 それから、息子が起きてくる6時30分か45分までの間、2時間半くらい勉強を続けます。

 息子が起きてからは朝ご飯を作って食べさせ、8時頃に学校に送り出す。その後は11時くらいまでまた勉強をして、お昼ご飯を食べて仕事に行く。そして夕方に帰ってきて夜ご飯の準備をし、8時頃には食べだして、すぐにお風呂に入って9時か10時に寝る。で、また次の日の朝4時に起きる。

「出前」もあり

 これくらいバタバタした生活だと、いい感じに疲れているので、夜は寝床に就いた瞬間に眠れます。息子より早く寝入っちゃうくらいです。その結果、7時間くらいは睡眠時間がとれているので、わりと朝スッキリ起きられています。

 この生活スタイルにするためのコツがふたつ目のポイントで、「家事の後回し」。夜に洗い物とかを残してしまうと、朝起きた時に「うわーっ……」となって気が滅入るから、やっぱり夜のうちにキレイにしておこうと考えちゃうじゃないですか。それで結局、夜、家事に時間を取られちゃう。

 だから割り切る。明日できる家事は明日に回す。逆に、時間が限られている朝のほうが勉強も家事もギュッと詰め込んで頑張れるんです。だいたい、全部を完璧にこなすのは不可能ですから、とにかく無理しすぎない。「頑張りすぎないこと」を頑張るという感じですかね。

 なので、出前をとるのもありだと思っています。出前でも、息子がいっぱい食べてくれればいい。こっちだって、一生懸命作ったのに残されたりしたらイライラしますしね。それだったら、子どもが好きなカレーライスとかを出前でとっていっぱい食べてもらう。そのほうが、お互い精神的に幸せなんじゃないかと思うんです。

 子どもや家族にも頼りつつ、何とか時間を捻出して学び直しを実践する。そうやって身に付けた知識で、何か新しい資格が取れたりするかもしれないですし、そうなったら良い条件のお仕事が見つかるかもしれず、結果的には家族全体にとってハッピーになる可能性もあると思うんですよね。

 私自身も、高校再入学で「学ぶ癖」がついたので、せっかくですから卒業後、資格が取れたらいいなと考えています。キッズ心理カウンセラーとか。

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