松本人志、川島明、博多華丸……MCのコロナ感染に頭を抱える番組スタッフの本音

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注目される代理MC

 テレ東の「ユーチューバーに娘はやらん!」では、ドラマ撮影時の定期的なPCR検査などで陽性が確認された。もっとも、本番ではマスクもアクリル板も外さざるを得ない。バラエティ番組ならリモート出演という対策も取れそうだが?

「情報番組ならまだしも、バラエティではリモートはやりにくい。どうしてもタイムラグができるので、やり取りがグズグズになったり、会話のキャッチボールがうまくできず、トークも膨らまない。タレントの能力を生かし切れません。やはり同じスタジオにいないと難しいですね」

 出演者の距離をさらに空けるようになった番組も出ている。

「今までの距離は何だったんだ?と思うほど、間をとっている番組もあります。危険を冒してもスタジオじゃないとダメという気持ちの裏返しかもしれません」

 MCの陽性続出で、代役MCが注目されるようになった。

「かつてはMCの代役という発想はありませんでした。夏休みを取る際はまとめ撮りをして放送に差し支えがないようにしたり、総集編などで凌ぐことが多かった。しかし、最近は働き方改革もあって、休みを取ることが義務化され、情報番組などでは代役MCが立てられるようになってきました」

「ワイドナショー」では、モノマネ芸人の原口あきまさ(45)とJP(ジェーピー、38)が、東野と松本を演じるという荒技が評判を呼んだ。

「あさイチ」では山口智充(52)、田中直樹(50)、そして今田耕司(55)と、吉本芸人の代打リレーが話題となった。今田は「クイズ!THE違和感」の代理MCも務めた。

「今回のコロナではバラエティ番組でも代役MCがむしろ注目され、番組が成立することが証明されました。そのため、バラエティスタッフの間では、タレントのコロナ感染への恐怖は多少和らいでいるようです」

デイリー新潮編集部

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