松本人志、川島明、博多華丸……MCのコロナ感染に頭を抱える番組スタッフの本音

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

感染の危険は高いが

「これまでも視聴者から、『タレント同士の距離が近すぎる』『アクリル板は意味があるのか』『飛沫を飛ばしすぎ』『感染対策がなってない』といった指摘を受けることがありました。しかし番組では『専門家の指導の下、万全の感染予防対策をして収録しています』と言って批判をかわしてきました。今やそれも通用しなくなりましたね」

 中でも「ワイドナショー」や「ラヴィット!」は複数の出演者の感染が明らかになり、番組に疑惑の目が向けられている。

「“番組クラスター”だけは認めたくないのが本音です。ただ、スタジオのような窓のない密室で、マスクをせずに大声で喋るというのは、他の仕事ではありえない光景でしょう。バラエティはもちろんドラマや舞台も、飛沫感染の危険は世間よりも高いと言わざるを得ません」

 これまで制作現場ではどんな対策を取ってきたのだろう。

「テレビ局によって多少違うところはあると思いますが、原則は局に入る前とスタジオに入る前に全員が検温と消毒。本番直前までマスクは外さず、スタジオのドアを開けて換気します。出演者間はアクリル板で仕切り、ソーシャルディスタンスを取る。番組スタッフはマスクやフェイスシールド、スタジオに入るスタッフの人数制限と言ったところでしょう。番組によっては、収録前までにPCR検査を義務付けるところもあります」

次ページ:注目される代理MC

前へ 1 2 3 次へ

[2/3ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。