沖縄の気候に適応した名建築「名護市庁舎」 “空調ナシで快適”を実現した驚きの手法とは
名護市庁舎(沖縄県名護市)
地元の人にとっては見慣れた存在。でも歴史を知ると、かなり立派な名建築であることがよくわかる「身近にある意外な名建築」をご紹介する本連載。8回目となる今回ご紹介するのは沖縄県名護市庁舎。地元の人たちが泡盛を酌み交わし、激論を闘わせた末に生まれたのだという。『日本の近代建築ベスト50』(小川 格・著)から引用してみよう。
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1970年、1町4村の合併を機会に、人口4万人の名護市が発足した。この時から市庁舎建設の歩みが始まった。...