先輩・市川美余が明かす「藤澤五月」を生かすチーム力の秘密(小林信也)

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 北京五輪に向けてカナダで合宿中のカーリング女子日本代表(ロコ・ソラーレ)のリモート会見が1月16日にあった。質疑応答が始まると、質問は「サード」の吉田知那美に集中した。

「藤澤選手を一生のバディだと思っていると伺いました。どんな意味ですか?」

 記者が尋ねた。平昌五輪で銅メダル獲得の中核を担った藤澤五月が今回も最後に石を投げる「スキップ」のポジションを務める。吉田が答える。

「カーリング競技の中で唯一スキップだけがスイープをほとんどしない。...

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