「BIGBANG」活動再開に韓国マスコミと世論は…事務所の思惑でT.O.Pは微妙な処遇

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 韓国の大手芸能事務所「YGエンターテインメント」は2月7日、人気男性グループのBIGBANGが活動を再開すると発表した。

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 今年の春、4年ぶりとなる新曲をリリースする予定で、既にレコーディングは終わっており、今はミュージックビデオの撮影準備中だという。

 BIGBANGのメンバーは当初、G-DRAGON(33)、SOL(33)、T.O.P(34)、D-LITE(32)、V.I(31)の5人組だった。

 今回の活動再開は日本でも報じられ、スポニチAnnexは7日、「韓国男性グループ『BIGBANG』が4人で活動再開発表 今春4年ぶりの新曲」との記事を配信している。

 5人が4人になっての再スタートというわけだ。BIGBANGといえば、韓国でトップクラスの人気を誇るアイドルグループだった。

 日本でもファンは多く、海外アーティストとしては史上初の「5年連続JAPANドームツアー」を敢行したことで知られる。

 かつては東京ドームを満杯にするほどの“動員力”を誇っていたが、晴れの門出とも言うべき再出発にあたり、メンバーの減員が取り沙汰されている。担当記者が言う。

「実は彼らが兵役に就いていた4年間に、相次いで不祥事が明らかになりました。5人のうちV.IとT.O.Pには刑事事件で有罪判決が下っています。そのためV.Iは、2019年に芸能界からの引退を発表しました」

実刑判決の衝撃

 V.Iが引き起こした刑事事件は、韓国では「バーニング・サン事件」と呼ばれる。彼は「バーニング・サン」という高級クラブを経営しており、そこを舞台に数々の違法行為が行われたのだ。

「日本や台湾の投資家への売春斡旋、一般人への暴行教唆、アメリカ・ラスベガスでの常習的な賭博、賭博資金の違法な海外持ち出し、経営していたクラブの資金横領など、2019年から2020年にかけて9件の犯罪容疑で起訴されました。韓国世論の関心は極めて高く、文在寅(ムン・ジェイン)大統領(69)が真相究明を指示したほどです。捜査中の2020年にV.Iが入隊したため、裁判は軍事法廷で行われました」(同・記者)

 2019年3月にV.Iは芸能界引退を表明。21年8月の一審では、懲役3年、追徴金11億5690万ウォン(約1億990万円)という重い判決が下った。

 控訴審でV.Iは法廷戦術を変更。全ての起訴内容を認め、深い反省を示した。そのため今年1月27日の二審では、懲役1年6カ月という判決となった。韓国メディアは「大幅減刑」と報じたが、執行猶予がつかない実刑判決であることは変わらなかった。

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