「千葉真一」長女と真剣佑、“対立”の真相は 「取り巻き」と悪役にされた人物が実名告発
希代のアクション俳優が没して半年になるが、遺族が演じる愛憎劇の幕はまだ下りない。千葉真一(享年82)にまつわる人々が、二手に分かれ対立しているのだ。一方的に「千葉の取り巻き」と悪役にされた「ジャパン・アクション・クラブ(JAC)」代表が憤るわけは……。
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千葉の死後の問題を巡って対立する遺族らは、二つのグループに大別される。ひとつは、千葉の元妻・野際陽子との間に生まれた長女で女優の真瀬樹里と、千葉の実姉・昌子さん、それに千葉のマネジメントを請け負っていたという芸能事務所代表の鈴木哲也氏たちの一派だ。
その彼女たちから「千葉の死を利用した取り巻き」と批判されるのは、千葉が運営していたJACの代表・西田真吾氏である。彼は千葉の長男で俳優の新田真剣佑と、次男・眞栄田郷敦をサポートする立場にあることから、騒動の矢面に立っているという。
遺族が完全に分裂
象徴的なのは、四十九日法要が、長女・樹里が施主のものと長男側が主催したものとで2回執り行われたこと。さらには千葉を悼むセレモニーも、長女主催の「偲ぶ会」(コロナで延期)と長男サイドによる「お別れの会」が同日の開催予定となるなど、遺族が完全に分裂してしまったのだ。
なぜこうまでこじれてしまったのか。その原点は千葉の臨終にまでさかのぼる。昨年8月、新型コロナに感染した千葉は君津中央病院に入院。19日に帰らぬ人となったが、その場に立ち会ったのが、西田氏や千葉のマネージャーだった。
長女・樹里側に立つ鈴木氏は、写真週刊誌「フライデー」2月11日号で、仮名の形で西田氏らを非難。千葉の危篤を親族たちにきちんと知らせず、臨終に立ち会うことを妨げ、火葬場にも呼ばなかった、と。同じく千葉の実姉・昌子さんも、親族を排除して火葬や法要が行われたとして、「フライデー」2月18日号で〈弟の死をいいように利用した取り巻きたちには、憤りしかありません〉と激白したのである。
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