始球式でまさかの死球負傷…オープン戦で起きたとんでもないアクシデント
「こんなの冗談にもならん!」
今年もプロ野球オープン戦のシーズンが到来した。若手はアピールの場、ベテランはコンディション調整と、ベストの状態で開幕を迎えるべく、最善を尽くす時期だ。しかしながら、そんな最終調整の場で思わぬけがに見舞われ、野球人生が変わってしまった選手もいる。【久保田龍雄/ライター】
始球式で死球を受け負傷。新聞に“死球式”の見出しが躍る事件が起きたのが、1991年3月30日の近鉄vs阪神である。同年、ロッテから阪神に移籍してきた高橋慶彦は、試合前の始球式で、野球通のお笑い芸人・山田雅人が投じた内角高めストレートを右肘に受け、もんどり打って倒れた。...