みずほ銀行「新頭取」決定のウラ システム障害に続く新たな“爆弾”とは
金融界のサグラダ・ファミリア
昨年からシステム障害が続発しているみずほ銀行。今年1月に同行と親会社のみずほフィナンシャルグループ(FG)は業務改善計画を金融庁に提出し、形式的にはみそぎを済ませたことになっている。
一連の責任を取り、みずほFGでは坂井辰史社長(日本興業銀行出身)が退任し、2月1日付で木原正裕氏(興銀出身)が新社長に就任した。さらに4月1日付でFGの佐藤康博会長(興銀出身)、みずほ銀行の藤原弘治頭取(第一勧業銀行出身)が退き、FG会長に今井誠司副社長(第一勧銀出身)、頭取に加藤勝彦副頭取(富士銀行出身)がそれぞれ昇格する。...