「京都芸術大」内紛劇 副学長が標的にされた“でっちあげ捜査”に「二之湯国家公安委員長」が加担!?

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国家権力

 ある時は、大学関係者から、警察の事情聴取を受けたと言われた。丹羽前副学長が大西元市議を誹謗中傷したとの理由だった。またある時は、元市議が前副学長を業務上横領で警察に訴えたとの情報も聞かされた。元市議に客員教授として授業を持たせる代わりに前副学長がキックバックを要求したという。

 これらの捜査は大西元市議の知人の刑事が担当している。たびたびそう聞かされた前副学長だったが、逮捕されることはなかった。すると昨年12月、その刑事から事情聴取されたという京都芸術大学の東京広報室室長が電話をかけてきた。

「室長は大西さんに吹き込まれたのか、私に脅迫めいたことも口走った。“捜査には二之湯府議の父親も関与し、国家権力が動いている。なので、白いものだって黒くできるから”と」

 二之湯府議の父親は二之湯智(さとし)参院議員。国家公安委員長だ。

「国家公安委員長の息がかかった捜査なら、私に逃げ道はありません。精神的に追い詰められ、心療内科に通うようになりました。大学に迷惑はかけられないと覚悟を決め、退職することにしたのです」

「週刊新潮」2022年2月17日号「MONEY」欄の有料版では、丹羽前副学長の証言を詳報する。

週刊新潮 2022年2月17日号掲載

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