横浜のドン「藤木幸夫氏」がついに「赤旗」に登場 神奈川県警トップまで報告が上がった経緯とは

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ドキュメンタリー番組に“主演”

 そして藤木氏はついにと言うか満を持してと言うべきか、『赤旗』(2022年1月30日号)にも“登場”を果たした。

 民教協(民間放送教育協会)スペシャル『ハマのドン“最後の闘い”-博打は許さない』というドキュメンタリー番組の番宣で、担当したテレ朝のディレクターが思い入れを語るという1ページの記事。横浜で計画が進んでいた『カジノ阻止訴えた保守の重鎮』とか『なぜ政権に反旗』などといった見出しが並んでいる。

「近年ソフト路線を行く共産党とはいえ、いや、ソフト路線を行くからこそ、その実体が見えづらくなっていると言えるでしょう。革命の旗をおろしたわけではありませんから、警察としては監視を継続しており、今回の藤木さんの登場についても本部長へすぐに情報があがった模様です」(先の県警関係者)

 警察官友の会のトップでありながら、共産党と気脈を通じるような行動を見せる地元の顔役に県警も困惑気味のようだ。

「自らが会長を務める横浜港湾協会の年始の会では、藤木さんが“山中市長の後援会を発足させ、会長になる。市議は全員、後援会に入れ”と号令をかけたようですが、もちろん自公系の市議は反発しています」(同)

 藤木氏の動向と直接の関係はないのだが、神奈川県警察官友の会を巡っては、先月27日、副会長を務める藤沢市内在住の会社役員の男(82)が神奈川県警に強制わいせつの疑いで逮捕される事案も発生している。県警としては悩ましい日々を過ごしているようだ。

デイリー新潮編集部

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