朝日新聞ローマ支局長に“700万円横領疑惑” 経費はどこに消えた?

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 朝日新聞社で昨年までローマ支局長を務めていた人物が、在任中に多額の支局経費を私的に流用していた疑惑が浮上。朝日新聞はダンマリを決め込むが――。

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 今年1月、朝日新聞社内で行われた人事異動には、公には明かされない不祥事が絡んでいるという。

「昨年までイタリアのローマ支局長を務めていた河原田慎一記者が、およそ3年間の在任中に多額の支局経費を私的に流用していた疑惑が浮上したのです」

 と話すのは、さる朝日新聞の関係者だ。

「現地での取材活動に関する経費として、朝日はローマ支局の口座に送金を行っていましたが、疑いを持たれた支局長は約700万円分について公私の別なく使い込み、一部は杜撰な会計処理をしていたことが発覚しました。本人は帰国後、大阪本社社会部で司法担当キャップにおさまっていましたが、昨年12月に停職処分を受けて今年1月付で京都総局に異動。記者職にとどまり続けています。金額の大きさに照らしてもこの処分は甘いのではないかという声が、社内から出ているのです」

身内のことに関してはダンマリ

 朝日新聞は昨年1月に病院の口座から700万円を横領、新車を購入して逮捕された医師の事件を報じているが、身内のことに関してはダンマリを決め込んでいるのだ。

「処分が大っぴらには明かされなかったからか、本人から異動の挨拶で送られてきたメールには“京都にお越しの際はお立ち寄りください”などと呑気な文面もあって、本当に反省しているのかと首を傾げる同僚記者もいました」(同)

 当の記者の知人によれば、

「SNSにはクリスマスツリーやワインを楽しむ写真が投稿されていて、不祥事を起こした記者とは思えない内容でしたね」

 未だローマで過ごした日々が忘れられないご様子だが、湯水のごとく使った経費は、何に消えたのだろう。

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