【岡山虐待死事件】5歳の娘を鍋の中に立たせ… 「鬼母」と共に逮捕された「不倫彼氏」の妻が語る“夫の異変”

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鍋の中に5時間以上立たせ……

 岡山県岡山市で当時5歳だった西田真愛(まお)ちゃんが虐待を受け、その後死亡した事件。逮捕されたのは母親の西田彩容疑者(34)と交際相手の船橋誠二容疑者(38)だった。船橋容疑者には家庭があり、その妻に話を聞くと、事件直後の夫の“異変”について証言するのだ。

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 二人は、西田容疑者の娘の真愛ちゃんに執拗に虐待を繰り返していた。昨年9月には、船橋容疑者が「今日も楽しい時間が始める」と言い、椅子に置いた鍋の中に5時間以上もの間、立たせ続けた。結果、真愛ちゃんは意識不明で救急搬送され、脳死状態に。その後、今年1月12日に低酸素脳症でそのまま亡くなってしまった。

 逮捕された二人が出会ったのは、3年ほど前。船橋容疑者は内装工を生業にしており、家庭があった。妻と小学生になる子どもが「本宅」に住んでおり、そこから西田容疑者の自宅に通う不倫関係にあった。

「自分は警察に逮捕されるかもしれない」

「(不倫相手の存在を)薄々は知っていました」

 と重い口を開くのは、船橋容疑者の妻(39)である。夫とは中学校の陸上部の先輩、後輩という関係で、その頃から「結婚したいね」と言い合っていたという。二人は高校卒業後数年で結婚した。

「うちでは普通に優しいお父さんでした。日曜日は仕事が休みで家にいて、海釣りによく行ったりしました。先月も行ったんですよ。なんとか子どもに釣らせてあげようと手取り足取り教えて、釣れたら(船橋容疑者が)すごく喜んでいて。子どもに手をあげることなんてありませんでした」

 船橋容疑者に「女」の影が見え隠れしはじめたのは2、3年ほど前のこと。帰宅時間が遅くなることが増え、「不倫をやめてほしい」と何度も伝えるも、西田容疑者との関係が解消することはなかった。

 事件については、夫からこう聞かされていたという。

「主人から“(相手の)子どもが布団にぐるぐる巻きになって、病院に行くようなことがあった。自分は警察に逮捕されるかもしれない”と言われました。でも、その後何もなく、大丈夫だと思っていたら……。あの女性に出会わなければ、きっと普通のままだったと思います。普通の……」

 近隣住民が目撃していた虐待は他にも――。2月17日発売の「週刊新潮」で詳しく報じる。

週刊新潮 2022年2月24日号掲載

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