「すき家」「はま寿司」のゼンショーが始めた新コンビニ 「さくらみくら便利店」のナゾに迫る
2016年に「サークルK・サンクス」がファミリーマートへ、17年には「スリーエフ」がローソンへ統合され、コンビニ業界ではセブン-イレブンを含めた3社の寡占化がすすむ。そんななか、令和に新たに始まったコンビニブランドがある。しかも運営は、外食大手のゼンショーホールディングスだ。
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【写真8枚】他チェーンとは異質の外観&弁当も大手とはちょっと違う
そのコンビニの名は「さくらみくら便利店」。2021年6月に第1号店がオープンしたばかりで群馬県内に数店舗があるのみの、ローカル展開のチェーンなのだ。
牛丼の「すき家」や回転寿司の「はま寿司」の運営で知られるゼンショーが、なぜ新たなコンビニブランドを始めたのか。グループの広報に取材を申し込むも、
「まだ実験中でして公表できる情報はないのです。弊社は小売りもやっているので、その延長ではあるのですが……(※埼玉・千葉を中心に展開する「マルヤ」ほか、ゼンショーは8つの小売事業を営んでいる)。大手の3社さんに割って入って行こうという狙いがあるわけではないですし、今後、群馬県以外のところに展開するかどうかというところも、申し上げられません」
と多くは語らず、謎は深まるばかり。
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