宮川大輔が「イッテQ」で再びピンチ 伝家の宝刀“リバース芸”が使えなくなる?
アツアツおでんもやりにくい
「今回は、普段お店でお客さんに提供している土鍋に戻したことも批判された要因だと思います。これまでの外ロケでは地面に吐くなどしていたので、お店の商売道具を汚したり、お店に迷惑がかかる吐き方はしていませんでした。視聴者には『お店に失礼』であり、『あの土鍋を客に提供するの?』という不快感が強かったようです。もしかすると番組スタッフが買い取ったかもしれませんが、そうは伝えていませんからね」
番組で無駄にした食材について、“スタッフが美味しくいただきました”とやるようなものか。
「それさえ言い訳がましいという声もありますけどね。今回は“戻す”という行為ですから、余計に不潔感が強かったのだと思います。かつて吐き出すギャグは、志村けんさんもよくやっていました。ただ、あれは“戻す”と言うより、吐き出す、口からこぼすというものでした。片岡鶴太郎さんやダチョウ倶楽部の“アツアツおでん芸”も、口に入れたおでんを吐き出すネタはやりづらくなっています。また、今回は対決の場が、有名な大会だったことも批判された一因かもしれません」
矢吹丈のキラキラ
番組内でも紹介していたが、対決の舞台となった「桂文枝の順正ゆどうふ食べくらべ大会」は、48年前の第1回から桂文枝(当時は三枝)が審査委員長を務めてきた歴史ある大会だった。京都生まれの宮川自身、「ニュースで取り上げるぐらい」有名な大会という自覚もあった。
「京都では知らぬ者がないとも言われているそうです。そういう大会を取り上げて、リバースしてしまったこともまずかった」
もちろんテレビ画面上は、キラキラと輝く加工がなされている。
「宮川の場合は、キラキラのモザイク加工もあるために、視聴者からはより嘔吐しているように見えるのでしょう」
嘔吐物にキラキラ加工と言えば、50代以上にはアニメ「あしたのジョー2」(日テレ:1980年)で、矢吹丈のリング上での嘔吐にキラキラ加工していたことを思い出す人もいるだろう。漫才ブームの当時、ツービートがネタにしたほど話題になった。
一方、「水曜どうでしょう」(北海道テレビ)では、ヘリコプターで乗り物酔いをした大泉洋のリバース、牛乳早飲み対決後の安田顕の大リバースなども名シーンとされているが、キラキラはなかった。
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