新婚さんいらっしゃい! 新MC「井上咲楽」は第2の山瀬まみになれるか 短命だったアシスタントは渡辺美奈代
朝日放送テレビは2月1日、1971年から制作している長寿番組「新婚さんいらっしゃい!」(テレビ朝日系列・日・12:55)の新アシスタントとして、井上咲楽(22)を起用すると発表した。
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【写真】桂文枝のアシスタントとして、出演回数が少なかったのは、意外にも「正統派アイドル」
桂文枝(78)がMCを務めてきた同番組は、「同一司会者によるトーク番組の最長放送」としてギネス世界記録に認定されている。担当記者が言う。
「そもそもの発端は、朝日放送テレビが1月7日、文枝さんが高齢を理由に勇退すると発表したことに遡ります。先月30日に藤井隆さん(49)が後任を務めることが明らかになりましたが、アシスタントの山瀬まみさん(52)の進退や後任については、様々な憶測が報道されました。結局、2月1日に井上さんに代わると発表されたのです」
それではまず、桂文枝とコンビを組んだアシスタントの歴史から振り返ってみよう。
「番組がスタートしたのは1971年1月。初代アシスタントは江美早苗さん(1951~1988)でした。ところが僅か6カ月で梓みちよさん(1943~2020)に交代します。梓さんは71年7月から78年2月までアシスタントを務めました。いまだに鮮明な記憶をお持ちという高齢の視聴者もいるのではないでしょうか」(同・記者)
78年3月から81年11月までは、第3代目としてジョーン・シェパード(77)が務めた。かつて千昌夫(74)と結婚していたことでも知られる。
所属事務所への配慮
第4代目は片平なぎさ(62)。81年11月から92年5月まで約10年半もの間、桂文枝と共に番組を盛り上げた。山瀬が抜くまで、最長アシスタントの記録を持っていた。
92年5月から96年3月までは第5代目の岡本夏生(56)が、96年4月から97年6月までは第6代目の渡辺美奈代(52)が、それぞれ担当した。
そして第7代目が山瀬まみだ。1997年7月6日に初登場し、今年3月末で出演を終える予定になっている。なんと24年以上の出演期間になったわけだ。
これだけ長く出演し続けられたのは、山瀬に対する視聴者の強い支持が理由であることは言うまでない。桂文枝の後を務める藤井隆より、井上咲楽のほうがプレッシャーは大きいかもしれない。
民放キー局のディレクターは、「藤井&井上の新コンビが誕生したのは、やはり所属事務所への配慮が大きかったと思います」と言う。
「文枝さんと藤井さんは吉本興業、山瀬さんと井上さんはホリプロと、いずれも同じ事務所というのがポイントだと思います。そもそも朝日放送大阪本社での収録なので、東京を拠点とする芸能人にとっては一日仕事です。この条件で、相当に候補が絞られるわけです」
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