「Nキャス」新MCに三谷幸喜氏 業界から聞こえてくる「斬新すぎる人選」の意味するところ
安住アナ頼みの現実
三谷氏のギャグがスベること自体には問題はない。重要なのは、三谷氏が「笑いのないコメント」で視聴者を納得させることができるか、ということになる。
コメンテーターとしてうまくハマれば、ギャグを外しても怖くはない。だが失敗すると、視聴者が違和感を覚えるかもしれない。何しろ基本は情報番組だ。的外れなことを言うMCだと思われてしまえば、致命傷になってしまう。
「三谷さんと安住さんのフリートークは盛り上がるでしょう。視聴者を笑わせるのは間違いありません。しかし、番組は真面目な政治問題や残酷な殺人事件も扱います。その時、三谷さんの“笑いを必要としないコメント”を視聴者が受け入れるかどうかは未知数です。SNSで更に炎上するリスクが常に存在することは言うまでもありません」(同・スタッフ)
新MCが成功するか失敗するかは、やはり安住アナの双肩にかかっているようだ。
「たけしさんも三谷さんも映画監督として高く評価されています。お二人のクリエイターとしての実力や感性は、近いところがあるでしょう。ただ、タレントとしての実力、世論への影響力となると、たけしさんのほうが圧倒的に上でしょう。結局のところ、安住アナが三谷さんの魅力をどう引き出せるかにかかっているのかもしれません」(同・スタッフ)
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